堺市堺区昭和通の小児科、内科なら、いづみ医院。お子さまから、ご高齢の方まで、気になることがあればなんでもお伺いいたします。

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小児科(対応できる疾患)

アトピー性皮膚炎

この病気の治療にはステロイドを含んだ軟こうの使用が基本であり、主治医との信頼関係が大きな要因となります。マスコミをにぎわせている民間療法は作用が期待できないものであり、「アトピー商法」といってアトピー性皮膚炎に悩む家族を食い物にしているものが大半です。一度治療を始めたら主治医と緊密な連絡を取りながら、子供たちの環境整備に注意してあげてください。

小児ぜんそく

小児ぜんそくという診断の下に高価な吸入器を購入し、吸入療法を繰り返しているのに症状の改善が得られないという方がいらっしゃいます。特に乳幼児期のぜんそくは診断も困難であり、治療の作用によって、ぜんそくの診断を確定することもあります。服薬指導も大切ですが、発作の出ていない時期にハウスダストの除去、乾布摩擦などによる体質改善などの家族総出の地道な努力も重要です。発作時のお子さまもつらいのですが、周りにいる家族は身を切られる思いをします。迷わずに小児科を受診して、診断と共に家族みんなで治療に励んでください。

学校検尿異常(血尿、蛋白尿)

学校検診にて尿異常を指摘され、受診される患者さまは皆さまが予想される以上に多いものです。その大半の患者さまは『体位性蛋白尿』というもので、特に心配される必要はありません。しかし、頻度は少ないのですが、ネフローゼや糸球体腎炎などの長期間に及ぶ治療が必要な方もいらっしゃいます。とにかく検診にて尿検査の異常を指摘された場合には、朝一番の尿を採取して近くの小児科へ持参してください。診察の結果では簡単な血液検査をさせていただくこともありますが、採血量は4ml以内です。

尿路感染症

乳幼児期の尿路感染症は、原因不明の発熱の中で重要な位置を占めています。特に近年の紙オムツは水分保持力が改善されたために長時間交換しないまま使用しているご両親が増加しています。私の医院では家庭ではできるだけ布オムツを使用し、外出時の紙オムツの使用もまめに交換するように指導しています。また、一部のお子さまの中には先天性の尿路奇形を有しているため頻繁に尿路感染症を繰り返す方がいらっしゃいます。赤ちゃんが発熱したらすぐに『風邪』と決めずに小児科に連れて来てください。

肺炎

小児科では患者さまの年齢によって肺炎の症状も大きく異なります。乳児期の肺炎では授乳力の低下に気づくことが多く、咳などを伴わない場合もあります。幼児期には元気が無い、食欲が無いなどの症状と共に一日中続く咳を伴います。ただし、就眠直後や起床時のみの咳は上気道炎(風邪など)の後によく経験するもので、うがいなどをしながら様子を見ていただいてもかまいません。就学期以降では成人の肺炎と同様に喀痰を伴う頑固な咳や全身倦怠感などを訴えます。肺炎の種類によって抗生剤を選ぶために喀痰検査を行うこともあります。

貧血

鉄欠乏性貧血は成長期の小児に高頻度で認められます。大半の症例では食事指導によって食物から摂取する鉄分だけで改善するのですが、重症な場合には3カ月ほど鉄剤の投与を行います。一般に牛乳、ほうれん草、レバー、魚の赤身などが鉄分を多く含む食材ですが、母親に偏食が認められる家庭では日々の食材やメニューにも気をつけてください。

脳炎/脳症

急性の脳炎や髄膜炎では高熱と共に嘔吐を伴い、意識障害(ぼんやりしている,問いかけに答えない)やけいれんを来すことがあります。風邪の後にぐったりして食欲もなく、発熱・嘔吐を認める場合には早期に小児科を受診するように努めてください。入院してCTスキャンなどの精査が必要な場合もありますので、まず近くの小児科を受診してください。

小児の肥満

小児における肥満は、生活習慣病予備軍の始まりと考えてください。「少しふっくらしている」という親の主観は要注意です。母子手帳に掲載されている身長・体重の図を参考にして、子供の発育を記録してください。 特に肥満度が30%を越える場合には、心臓や呼吸器系に大きな負担をかけることが明らかになっており、生活習慣病と言われる「高コレステロール血症」の子供たちが増加しています。バランスの取れた食生活と適度な運動が優れた治療法であることをご理解ください。